2026年6月21日日曜日

彼女が着ぐるみに着替えたら 2

ファバばあさんに 会いに 行こう
7つの 森を 抜け
7つの 小川を 渡り
7つの 丘を 越えたところに
ファバばあさんは 住んでいる
ああ 早く 会いたいな
優しい やさしい ファバばあさん



ファバ「おや、久満夫 まだ起きてたのかい」
久満夫「さっきまたあの夢を見ちゃって」
ファバ「………」
ファバ「ココアでも飲むかい」
久満夫「ありがとう、ばあちゃん」
久満夫がよく見る悪夢
それはどこかの家が燃えている夢
炎の熱ささえ感じられるリアルな夢であった
その夢を見ると決まって眠られなくなってしまう久満夫だった
久満夫「なんであんな夢を見るのかなぁ」
ファバ「昔からよく言うよ 火事の夢はおねしょの前ぶれだって おまえ、おねしょしてないだろうね」
久満夫「おねしょなんてしてないって!!
ファバ「はいはい」

ファバ(…あの子、まだ忘れていないんだね)
いまわしい あの「記憶」を
久満夫の中から 完全に消し去ることが できないなんて
あたしの魔力(ちから)も たいしたことがないねえ


どうでもいい補足説明:ファバという姓でお察しと思いますが、ふたごを育ててくれたファバばあさん 孫娘はあのファバ師(L・ファバ)です


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