久満夫「さっきまたあの夢を見ちゃって」 ファバ「………」 ファバ「ココアでも飲むかい」
久満夫「ありがとう、ばあちゃん」 久満夫がよく見る悪夢 それはどこかの家が燃えている夢 炎の熱ささえ感じられるリアルな夢であった その夢を見ると決まって眠られなくなってしまう久満夫だった 久満夫「なんであんな夢を見るのかなぁ」 ファバ「昔からよく言うよ 火事の夢はおねしょの前ぶれだって おまえ、おねしょしてないだろうね」 久満夫「おねしょなんてしてないって!!」
ファバ「はいはい」
ファバ(…あの子、まだ忘れていないんだね) いまわしい あの「記憶」を 久満夫の中から 完全に消し去ることが できないなんて あたしの魔力(ちから)も たいしたことがないねえ
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